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医療トピック「医療案内=よくある質問、疑問にお答えします」に〈犬の歯のお話、乳歯・永久歯について〉更新。掲示板「避妊手術・去勢手術関連のお話」にも項目追加。関係ない話のようですが手術を御希望の際は、時期を決めるのに関係大有りなので追加しました。

2015年02月21日

動物病院で診察していると歯についてもよく質問を受けます。

「犬や猫も乳歯から永久歯に抜け替わるのですか?」から始まり、歯のお手入れ方法の御相談まで、様々です。

その中で今回は、小型犬の飼い主様からのよくある乳歯と永久歯の質問について書きました。

「うちの仔、歯がサメみたいな二重になっているんですが・・」とか、「気が付いたら上の犬歯が4本あるみたいなんですが・・」等々。

これは小型犬に多い乳歯遺残ってことで、つまり乳歯と永久歯が同居している状態の事です。

現状では、本犬の生活の質に対してさして問題は無いかもしれませんが、なかなかどうして・・というわけで獣医さんとしてのコメント「犬の歯のお話、乳歯・永久歯について」です。


医療トピックからだと見つけにくい、見づらいとのお声もありますので、このページにも医療トピックと、ほぼ同じ内容文を記載しました。

ご覧になりやすいほうでご覧頂ければと思います。

「医療トピック」ページによる閲覧はこちら
犬の歯のお話、乳歯・永久歯について

医療トピック」は、他にも色々情報のせてあります。


◆犬の歯のお話、乳歯・永久歯について

皆さんご存じの事と思いますが、犬も人間と同じに歯が生えていない状態で誕生し、子供の歯(乳歯)が生え、大人の歯(永久歯)に生え変わります。

最初に生えてくるのは乳歯です。

乳歯は、生後約3週間で萌出(歯が出てくる)して2ヶ月齢までには萌出を完了。

そして、約3,5ヶ月齢から乳歯は脱落しはじめ、約7~8ヶ月齢で、乳歯と永久歯の交換が終了。

永久歯は、生後約4ヶ月齢から萌出を開始。

萌出の大まかな順番は、乳歯・永久歯ともに、最初は切歯(下顎→上顎)、次に臼歯(下顎→上顎)、最後に犬歯(下顎→上顎)です。

これらの歯の萌出や、脱落の順番、時期は、品種や固体によって多少の相違はあります。

乳歯と永久歯の生え変わりですので、乳歯と永久歯が併存(同居)する期間もあります。

併存期間をザックリ言うと、上顎犬歯は1~2週間、下顎犬歯は1週間、その他の歯は0~数日。

この期間を超えて永久歯と乳歯が併存している場合(先に述べた小型犬に多い乳歯遺残の状態ですね)は、乳歯抜歯適応となります。

犬歯においては通常、永久歯が萌出して乳歯歯冠の高さの約1/2~2/3になった時に乳犬歯は抜けるので、その高さを超えて併存している場合も乳歯抜歯を考慮となります。

通常、乳歯と永久歯の併存が2週間以上続くと不正咬合の発生を考慮します。

結局、なぜ乳歯遺残になった乳歯を抜歯するかというと、とどのつまり乳歯と永久歯の併存や不正咬合は、外見上の理由だけではなく歯間が狭いのでゴミが蓄積し易いなど歯周病の原因となることが一番の理由です。

犬さんも人間と同様に長寿社会となりました。

歯の治療や口腔内治療は人間同様に高齢になってから発生することが多く、歯周病は生死に直接結び付かないわりには生活の質を低下させます。

そして動物さんの治療は、人間と違い開口を維持する必要性から全身麻酔が通常必要となります。

もちろん乳歯の抜歯も全身麻酔が必要となる場合がほとんどです。

いずれにしても動物病院の先生とよく相談して決めましょう。


◆付録

歯冠(しかん)
歯の一部分で、口腔内で実際に歯肉から萌出している部分のことです。
臨床的歯冠と、歯の形態学的な歯冠(解剖学的歯冠)の2種類があり、今回の話においては臨床的歯冠を指します。

欠損歯
歯が萌出してこない(生えてこない)は短頭犬種・小型犬種・トイ犬種では、第1前臼歯あるいは最後臼歯の欠如がしばしば認められます。
歯数不足症は乳歯よりも永久歯の方が一般的です。
また乳歯が欠如している場合それに対応する永久歯も欠如することが多いようです。

過剰歯
歯数の過剰も乳歯・永久歯のどちらでも発生し、切歯・前臼歯に多く生じますが問題を起こしていなければ通常治療の必要はありません。


避妊手術・去勢手術を御希望の場合

手術時期を検討するのに歯の成長具合は重要な情報のひとつです。

手術をする、しない、いつにする、は、相談して決めることですが、乳歯の上顎犬歯が抜けた頃が一番早いタイミングとドン・ペット・クリニックは考えています。

避妊手術・去勢手術は、杓子定規に生後○×△か月に行うというものではありません。

その仔の成長具合や生活環境、飼い主様の考え方等で変わってきます。

したがって、生後5か月位になったら、一度相談に動物病院を訪れることをおすすめします。

 

 

 

 

 

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