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医療トピック【ニュース&話題】ページに「心電図検査を始めました、新しい機械を導入=ヒト医療と同じになったよ」を追加更新。【HP掲示板】「シニア関連のお話(リンク一覧ページ)」にも項目追加しました。

2015年08月23日

・・・・・このページは、「犬の慢性心不全(犬僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向(2017,10記)」のupに伴い内容を一部修正加筆予定です
よろしくお願いいたします・・・・・


心電図検査を始めました、新しい機械を導入=ヒト医療と同じになったよ

心電図検査は循環器疾患の診断補助として、ヒト医学領域において健康診断や手術前検査として必ず実施する検査です。

しかしながら、動物医療においてはレントゲン検査や心臓超音波(心臓エコー)に比較して実施されていませんでした。

これは機器の精度や読影の難しさによるものでしたが、最近の小動物用に開発された心電図機器では簡単かつ高精度に心電図がとれるようになりました!

なもんで早速ドン・ペット・クリニックも導入です(待ってたヨー)。

医療も検査機械も日進月歩だぞ~い

ということで、今回は、医療トピック【ニュース&話題】のページに、〈心電図検査を始めました、新しい機械を導入=ヒト医療と同じになったよ〉を追加更新しました。

医療トピックからだと見つけにくい、見づらいとのお声もありますので、このページにも医療トピックに今回追加分と、ほぼ同じ内容文を記載しました。

「医療トピック」のページでの閲覧はこちら
【ニュース&話題】

ご覧になりやすいほうでご覧頂ければと思います。

医療トピック」は、他にも色々情報のせてあります。

では、

●心電図検査でわかることは?

心臓全体の働きを調べることができ、心臓病の発見・病状の把握・治療効果の確認などが可能です。

心電図波形を見ることにより、心臓の収縮・拡張が正常に行われているか、心房・心室の拡大の有無・さまざまな不整脈・電解質バランス・心筋の虚血状態の有無などを読み取ることができます。


●心電図検査の実際手技は?

両前後肢の肘膝皮膚に鰐口クリップを装着し約30秒ほど本人がリラックスする<じっとしている<動かないでいる状態でいてくれればOKです。

クリップで皮膚を摘まんでいる状態ですが、摘まむ力は弱いので痛くはありません。

病院に入るなり緊張し開口呼吸が止まらないレベルでは体が揺れてしまいアウトですが、それでも飼主様の抱っこ等で落ち着いてくれれば、なんとか可能です。

つまり保定も不必要なので動物病院内での検査項目で最もストレスが無い検査だと思います。


●心電図検査ってどんな仕組み?

EMS(Electrical Muscle Stimulation=テレビショッピングやエステサロンにある筋トレ・脂肪燃焼を目的とした機械、電極を体に貼り付けて筋肉がピコピコする機械)の逆です。

EMSは電流を流して筋肉を動かしますが、心電図はEMSとは逆に心臓からの微弱な電流を機械でとらえて筋肉の動きを観察しています。

心臓はポンプとして働く心筋(筋肉)でできています。

心筋には収縮というポンプ作用を繰り返すための電気的刺激を自動的に発生させる機能があり、それによって心臓は休み無くは拍動(ポンプ作用による収縮)を継続することができます。

心電図は、心筋内の電気的刺激の伝わり方と、その刺激によって心筋が収縮した際に生じる活動電位を四肢(四肢誘導)に付けた電極で測定し波形として表したものです。


●心電図検査の何が良いの?

動物診療のスタンダードは、聴診・触診(脈圧など)により心臓の状態をチェックします。

発咳などの症状がある、または聴診により心臓の雑音(心雑音=心音の異常=心臓内での血液の乱流音)を聴取した場合等では、次に胸部レントゲンによる心臓の形態チェックがスタンダードです。

このパターンでは飼主様はレントゲン結果から仮に獣医師に心臓が肥大していると指摘されても正常像と比較はできませんので、飼主様にとっては「そうですか・・・」でしたが、心電図検査を先に実施することにより、異常を数値や心電図波形から飼主様も客観的に思考できるため、理解・納得しやすいのではと思います。

つまり!ぶっちゃけヒト医療と同じ過程になりましたって事です。

人間では、いきなりレントゲン検査は「ない」ですよね。

動物病院でもヒト医療と同じく、問診→聴診→心電図→レントゲン→超音波の順番になりました。


◎補足

心不全=慢性心臓弁膜症の治療は内科的治療(内服薬)が主体ですが、投薬開始時期および投薬内容(薬の種類)は検査結果では無く、症状(臨床徴候)より判断します。

投薬開始時期・投薬内容は、検査結果の重症度では無く、咳や呼吸状態などの症状によって内容や量が決まります。

投薬開始時期・投薬内容と明らかな相関がある検査方法はありません。

つまり心電図検査の結果から、投薬開始時期ならびに投薬内容(薬の種類)が決まるわけではありません。


◎蛇足
ヒト医療では、重症心不全(肺高血圧症)の確定診断は心臓カテーテル検査が実施されますが、動物では検査に伴う全身麻酔の必要性ならびに危険性から実施されません。


◆関連トピック↓

【HPお知らせ版】
ドン・ペット・クリニックが提案していた僧帽弁閉鎖不全症の治療方針が米国獣医内科学会(ACVIM)で推奨されるようになりました
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【HPお知らせ版】
改訂・犬の心臓に「心雑音=雑音がある」と言われたら(記2017.12月)
2017,12月更新
※これは「心臓に雑音があると言われたら2011年9月記」を、2017,10月にupした「犬の慢性心不全(犬僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向(2017,10記)」に伴い変更が必要なので最新版として改めて新しく書いたものです。

【HPお知らせ版】
犬の慢性心不全(犬僧帽弁閉鎖不全症)の外科手術について
2016年10月記

【HP掲示板】
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