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医療トピック「医療案内=よくある質問、疑問にお答えします」に〈犬さん猫さん、習慣としての「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」は必要?〉更新しました。

2015年11月03日


前からupしたいと思っていた「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」についてのお話です。

命に直結するお話ではないので、なんとなく後回しになっていたのですが、ここ最近「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」関連の質問が、やけに増えたなと感じておりまして今回のトピックです。

質問が増えた理由を考察するに、多分トリミングを利用なさる方が増えたということも関係していると思われます。

医療トピックからだと見つけにくい、見づらいとのお声もありますので、このページにも医療トピックと、ほぼ同じ内容文を記載しました。

ご覧になりやすいほうでご覧頂ければと思います。

「医療トピック」のページでの閲覧はこちら
犬さん猫さん、習慣としての「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」は必要?

医療トピック」は、他にも色々情報のせてあります。


では本題

◆犬さん猫さん、習慣としての「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」って必要?

さて、犬さん猫さんをトリミングやシャンプーに連れて行った経験のある方は、御存じの事と思いますが、お迎えの時などの「肛門腺しぼり、しておきました」は、通常かつ当たり前に聞く言葉のようです。

が、しかし、「肛門腺しぼり」・「お尻しぼり」・「肛門嚢しぼり」は、必要(must)なのでしょうか?

いいえ、犬が生きて行くために必要(must)な処置ではありません。

昔?外で飼っていた犬、例えば45キロもある土佐犬・・・を、誰が「肛門腺しぼり」をします?でしょ。

じゃあ、全く気にしなくて良いの?

いいえ、それも違います。

気にして欲しいことは?

いつもはしない行為、つまり例えば、「妙に尻を擦る」・「肛門を舐める」・「変な臭いがする」・・・で動物病院に相談です。

もし病院にすぐに行けないのであれば、舐め防止対策は絶対に必要です。

猫にも肛門嚢はありますので同じです。

では、なぜ、トリミングやシャンプーでは「しぼる」のでしょう?

それは、たまたま何かのハズミで出てしまうとクサいからかしら?です。


付録:肛門腺ってなあに?

肛門腺とは体内の部品の名前です。

腺なので分泌液を作ります(例えば、乳房の乳腺はミルクを作る)。

肛門腺の存在意義は、多様な意味をもつマーキングと考えられます。

犬・猫は自律的にこの分泌液を排出できません。

犬・猫の排出システムは、排便終了→肛門が絞まる=肛門括約筋が絞まる→肛門嚢(肛門腺で形成されている袋)が搾られる→分泌液が排出される、となっています。

分泌液の性状は、サラサラの醤油様から粒マスタード様まで様々、色は緑っぽいからこげ茶まで様々、分泌液のニオイはクサい=特異な臭い、ウンコとは明らかに違います。(余談ですが、オス猫のスプレー尿よりは、クサくないです)

肛門が絞まれば出るシステム、なので、何かに「アッ」と、肛門が絞まる程に驚いても出てしまいます。

よって、ニオイと共にウンコが有れば「来たよ~」、ウンコ無しなら「驚く様な事があったよ!」のサインとなるわけです。

そして、ウンコすれば排出されるものですから、常に排便前なら少しは溜まっています。

ですから、トリミング等で「必ずしぼる」は・・・です。

溜まってないのに「しぼる」は、「つねる」と同じ行為ですので、むやみに絞っていると、オシリに手を伸ばすだけで嫌がったり、肛門回りのコンディションが低下してしまう場合もあります。

見て触って常の確認をし、いつもと違う注意シグナルを人間が受信できるといいですね。


オマケ
スカンクの「おなら」は肛門嚢からの分泌液の排出です。
スカンクは自律的に排出をコントロール(狙って噴射!)できるのです。
凄いぞスカンク!

 

 

 

 

 

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