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医療トピック「病気のお話」に〈犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向②(ACE阻害剤は必要なのか?)〉更新しました

2019年03月31日

今回は「犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向②(ACE阻害剤は必要なのか?)」です。

2017年10月にupした「犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向」の続きというか発展版なので、題名に②を付けました。

犬僧帽弁閉鎖不全症の治療法は、過渡期を迎えていると考えています。


◆犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向②(ACE阻害剤は必要なのか?)

EPIC Study につづいて発表された新しい発表「 VALVE Study 」について

EPIC Studyの時と同様にザックリ説明から参りましょう。

EPIC Studyのザックリ説明は「犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向」に書いてあります。

では「 VALVE Study 」をザックリと

「 VALVE Study 」とは、現在または過去に肺水腫の病歴がある僧帽弁閉鎖不全症の犬(ACVIMステージC)を対象に「ピモベンダン(強心薬)+フロセミド(利尿薬)の2剤」および「ピモベンダン+フロセミド+ラミプリル(日本未発売ACE阻害薬)の3剤」に割り当て生存期間etcを比べてみたら、差は無かったよ、です。

つまり、ACVIMステージCの犬僧帽弁閉鎖不全症の治療では、ACE阻害薬(ラミプリル)の追加は有益な効果を発揮しない、という結果でした。

と、まあ犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療に「ACE阻害薬って不必要」って論文でした

獣医さんには、コペルニクス的転回です!

ACE阻害薬の使い方は、EPIC Studyも含めて再考の時期を迎えたようです。

ドン・ペット・クリニックではACE阻害薬を使わない新しい治療法にシフトしています。

獣医学も日々進歩しています、明日には新しい知見があるかも、勉強しよ!です。2019.2.4

したがって
◆ドン・ペット・クリニックの治療方針(2019.2月)

ACVIMステージB2=心肥大は有るが無症状
EPIC StudyならびにACVIM治療ガイドラインに基づきピモベンダン投薬の提案(ACE阻害薬では無い)

ACVIMステージC=咳等の症状を投薬によりコントロールできている状況
すでにACE阻害薬を内服している状況で、コントロールが良好ならばACE阻害薬を中止するのも心配なので現状維持。
ただし投薬困難等の問題があればACE阻害薬のみ中止し経過観察、併用薬剤は継続。
コントロール良好まで後一息?の場合ならばACE阻害薬は中止して他薬剤へ変更。

※なるべく薬剤の種類は減らす方向で考えます、飲むのも飲ますのも種類・数が少ない方が楽でしょ


◆蛇足

心雑音は有り(心臓肥大は有りor無)で、夜間もしくは就寝時のみの咳、すなわち起床時には咳は無し、かつピモベンダン投薬でも咳が治らない・・・咳の原因は心臓では無い?です。
8歳以上?ならば発咳原因は加齢による気管軟骨の脆弱化かもしれません。
ご相談いただければと思います。

注:ACE阻害薬は薬剤の分類名、ピモベンダンは薬剤名です。分かり難くてゴメンナサイ。

ACVIMとは、アメリカ獣医内科学学会(American College of Veterinary Internal Medicine)の事です。

「ACVIMステージ」についてはコチラをご覧いただくとわかりやすいかと思われます。


◆関連トピック↓


【医療トピック版】
改訂・犬の心臓に「心雑音=雑音がある」と言われたら(記2017.12月)


【医療トピック版】
犬の慢性心不全(犬僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向記2017.10月


【医療トピック版】
ニュース&話題ページ

ドン・ペット・クリニックが提案していた僧帽弁閉鎖不全症の治療方針が米国獣医内科学会(ACVIM)で推奨されるようになりました記2018.2月

犬の慢性心不全(犬僧帽弁閉鎖不全症)の外科手術について記2016.10月

※ニュース&話題ページは題名ごとにページを分けていない(色々一緒くたに入っている)ので、ご覧になる際はお手数ですがスクロールしてみてください


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医療トピックからだと見つけにくい、見づらいとのお声もありますので、このページにも医療トピックと、ほぼ同じ内容文を記載しました。

ご覧になりやすいほうでご覧頂ければと思います。

「医療トピック」のページでの閲覧はこちら
犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向②(ACE阻害剤は必要なのか?)

医療トピック」は、他にも色々な情報を記載してます。

 

 

 

 

 

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