お知らせ詳細

ホーム > 

ページタイトル
重田先生の医療トピック
オンラインストア動物ナビ
Twitter title
Twitter bottom
窓上

医療トピック「病気のお話」に〈心雑音・心臓弁膜症・犬僧帽弁閉鎖不全症と診断されている無症状犬(ACVIM分類ステージB)、もしくは投薬により咳等が上手くコントロールできている心臓病犬さんの、暮らし方について〉更新しました。

2019年05月18日


長い題名ですみません、犬の心臓関連のお話です。

聴診して「心臓に雑音が始まったね(改訂・犬心臓に“心雑音=雑音がある”と言われたら記2017.12)」と、飼主様に伝えると、8割の方がショックを受けながら最初に質問なさるのが「じゃあお散歩には行かない方がいいですね?」「興奮させないように安静にさせないと・・ですね?どうすればいいんでしょうか・・・閉じ込める??」です。

ドラマや映画のイメージが強いせいかな?心臓って怖いって気持ちからかな?

それならますます伝えなくては・・・と、感じます。

では本題

◆心雑音・心臓弁膜症・犬僧帽弁閉鎖不全症と診断されている無症状犬(ACVIM分類ステージB)、もしくは投薬により咳等が上手くコントロールできている心臓病犬さんの、暮らし方について

【 塩分制限すなわちナトリウム摂取量は控える 】

食事からのナトリウム摂取量が多いと血液量が増加し心臓にとって負荷となります。

お勧めはやはり動物病院の心臓用の療法食=ナトリウム制限食、またはシニアフードです。

しかし嫌いで食べずに痩せてしまっては逆効果!ですので、できることとしてオヤツやトッピングだけでも塩分=ナトリウムは控えて下さい。

犬では「食塩感受性高血圧」は無いという報告もあるのですが、現状ではナトリウム制限のメリットが勝ると考えます。


【 タンパク質の摂取量を増やす 】

心臓は筋肉の塊かつ24時間無休で働いています。

その心臓をサポートする栄養素はタンパク質=プロテインです。

タンパク質の摂取量を増やしましょう。

塩分(ナトリウム)を含まない肉類・魚類をトッピングするのも有り!Good!です。

プロテインのサプリメントも有りとは思うのですが、量と質の問題もあるので動物病院に必ず相談してからです。

★注意点★すごく大事です★
タンパク質給与は腎臓機能が低下していると増悪させたり、肝臓に負荷を与えることがあります、よって事前の血液検査等は必要です。


【 散歩、運動は制限しない 】

心臓の負担が増すので、心臓病の犬は散歩や運動を控えた方が良いとかつては考えられていましたが、実際には心臓病が散歩や運動で悪化するという指摘はなく、反対に散歩や運動が有効であると指摘されたこともありませんでした。

今でもあまり研究されていないようです。

少ない報告ですが、僧帽弁閉鎖不全症の犬では運動により病状が軽くなった犬が多く、反対に病状が悪くなった犬はいなかったとの報告があります。

データが少ないことは事実ですが、現状では犬が散歩や運動に意欲を見せているのであれば、制限すべきでは無いと考えられています。

本犬自身の能力範囲であるということで、飼主様が誘って頑張らせる事とは違います。

散歩や運動が必ず病状を軽くするのでは無く、悪化させる要因では無いと言うことです。

飼主様との散歩や運動・時間の共有は精神的にも良いことと考えます。


【 体重は落とさない 】

肥満も心臓の負担になるので減量を指導する動物病院が多いようですが、ヒトでは同じ心臓病患者でも痩せている患者より肥満気味(準肥満)または肥満の患者の方が長期にわたって生存することが確認されています(オベシティパラドックス、Obesity Paradox )

犬でも同様に、心臓病と診断されてから体重が減少した犬と増加した犬を比較すると、体重が増加した犬の方が長命だったというデータがあります。

このことからも、減量は害あって得なし、痩せない努力をお願いしています。


◆関連トピック↓

【HPお知らせ版】
高齢犬(シニア犬)、高高齢犬(ハイシニア犬)の体重と散歩記2016,9月


犬僧帽弁閉鎖不全症の治療法は、過渡期を迎えていると考えています。
現在の最新情報としては→【医療トピック版】犬の慢性心不全(僧帽弁閉鎖不全症)治療の新しい方向②(ACE阻害剤は必要なのか?)記2019,3月をチェックです。


【HP掲示板】
「シニア関連」のお話はコチラ
この↑ページはシニア情報関連リンク一覧ページです。

【HP掲示板】
「お薬(治療薬)サプリメント含、関連」のお話はコチラ
この↑ページはお薬情報関連リンク一覧ページです。

※上記2個はトップページの掲示板からも閲覧できます。


【HPお知らせ版】
その他のニュースはこちら


医療トピックからだと見つけにくい、見づらいとのお声もありますので、このページにも医療トピックと、ほぼ同じ内容文を記載しました。

ご覧になりやすいほうでご覧頂ければと思います。

「医療トピック」のページでの閲覧はこちら
「心雑音・心臓弁膜症・犬僧帽弁閉鎖不全症と診断されている無症状犬(ACVIM分類ステージB)、もしくは投薬により咳等が上手くコントロールできている心臓病犬さんの、暮らし方について」

医療トピック」は、他にも色々な情報を記載してます。

 

 

 

 

 

窓下
診療案内   ご挨拶&コンセプト   ご来院時のお願い   当院へのアクセス
重田先生の医療トピック